2016年6月3日金曜日

青い憲法手帳


新聞の読者の投稿欄に「あらためて、憲法を読み返した。」という趣旨の文章を目にしました。
この「憲法手帳」は、福島県南相馬市が今年の5月発行となっています。
手帳の表紙の裏に、南相馬市長の桜井勝延さんの文章が載っています。「私たち南相馬市民は、
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故によって、大きな苦難に直面しました。五年たった今
でも、憲法で保障された健康で文化的な生活がかなえられていない市民が数多くいます。
 このような中、政治担う人達から憲法改正を積極的に呼びかける動きが出てきました。
 しかしながら、東日本大震災によって人権の大切さを改めて痛感させられました。加えて、恒久
平和の必要性を考えさせられています。
 子どもたちの未来のため、幸せのために私たちはどのような憲法を伝えていくべきなのでしょうか。私たちの生活再建と安心して暮らせる環境を取り戻すため、日本の憲法とは何かを考えていただきたいと思い、本冊子を発行いたしました。」
 
第十章   最高法規
第九十七条  この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の
        努力の結果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国
        民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

私も改めて憲法の重み、力を感じました。国会が閉会し、いよいよ参議院選挙が、6月22日公示、7月10日投票で行われます。戦争法の廃止を、だれの子も殺させない、うちの孫もだれの孫も戦争に行かせない、の思いでいっぱいです。この青い憲法手帳は、自治体で発行したということに私
は感動しました。すべては、日本国憲法に始まり、私たちの暮らしを支えている。憲法を守ろう、と声を大にしていきます。